ギャンブルに似たゲーム
フランスのギャンブル規制当局であるANJは10月19日、調査「ENJEU-Mineurs 2025」の結果を公表した。調査は研究団体のARPEJが、ANJと協力して行った。[1]
調査は、「ハイブリッド・デジタルゲーム」と呼ばれる6種類のゲームを対象とした。[1]
- ソーシャルカジノゲーム
- ギャンブルのゲームの無料デモ版
- 回転するホイールなど、ギャンブル風の仕掛けがあるビデオゲーム
- ルートボックス(中身のわからない有料アイテム)があるビデオゲーム
- ファンタジースポーツ
- 「プレイ・トゥ・アーン」(play-to-earn)と呼ばれるブロックチェーンゲーム
ソーシャルカジノゲームは、スロットマシンやカードゲームをまねて追加のクレジットを売るが、お金が払い出されることはないため、ギャンブルには該当しない。[1]
調査会社が2025年8月29日から9月16日にかけて、15〜17歳の若者5,000人にオンラインで調査を行った。参加には保護者の同意を得ており、回答は人口構成に合わせて重み付けされた。研究者は聞き取り調査も行った。[2]
若者たちの回答
報告書の全文によると、39.0%が、調査前の3か月間に、こうしたゲームの少なくとも1つで遊んでいた。男子では42.4%、女子では35.4%だった。最も多かったのは、カジノの要素があるビデオゲーム(26.3%)、カジノサイトの無料お試しゲーム(18.1%)、ソーシャルカジノゲーム(16.6%)だった。[1][2]
調査したすべての若者のうち、15.6%がこうしたゲームにお金を使っていた。これは、遊んだ人の39.9%にあたる。ソーシャルカジノゲームにお金を使ったのは若者全体の10%未満で、ルートボックスにお金を使ったのも10%未満だった。お金を使った若者の中でも、ソーシャルカジノゲームのプレイヤーは支出額が大きい傾向にあり、その19.4%が月に50ユーロを超える額を費やしていた。ルートボックスを買った人では、38.7%が月10ユーロ未満だった。[1][2]
こうしたゲームで遊んだ若者の58.8%は、お金を賭けるギャンブルもしていた。[1]
お金を使うこととリスク
調査では、10代向けに作成された質問票を用いてギャンブルの問題の程度を測定した。ハイブリッドなゲームで遊び、ギャンブルもしていた若者では、26.0%が深刻度の点数で高い値を示した。ギャンブルだけをしていた若者では3.9%だった。両方を行っていた若者のうち、ハイブリッドなゲームにお金を使った人ではこの割合が40.7%に上ったのに対し、お金を使わずに遊んだ人では14.1%だった。[1]
著者らは、お金を使うこととギャンブルの問題の深刻さには強い関連があると指摘している。調査が示しているのは関連性であり、因果関係ではない。研究者たちは聞き取りの中で、ゲーム会社の設計や年齢確認の欠如が、プレイヤーを無料プレイから有料プレイへと移行させる一因になっていることを見いだした。研究結果はまた、カジノに似たゲームの一部が、実際のギャンブルへの入り口になっているかもしれないことを示唆している。[1]
こうしたゲームで遊んだ若者の68.9%が、ギャンブルを勧める広告を見たことがあると答えた。最も多く挙がった経路はSNS(38.4%)とオンラインのビデオゲーム(38.2%)で、SNSの中ではTikTokが最も多かった。[2]
お金を使った若者のうち、4人に3人(75.7%)は、親がそのことを知っていると思うと回答した。10人に1人を超える若者は、こうしたゲームでお金を使えることを親が軽く見ている、または知らないと考えていた。[1]
ANJのPascal Chèvremont会長は、この調査はフランス初の試みであると述べた。ギャンブルと他のゲームとの境界がいかに曖昧であるかを示している、と同氏は語った。また、未成年者に人気のある一部のデジタルゲームで「ギャンブル化」が進んでいることも記録しているという。同氏は、デジタル空間に関するフランスのSREN法の下で試験的に導入されている新しいWeb3ゲームの形式について議論を深める上で、この調査が役立つと期待している。[1]
出典
- Autorité nationale des jeux(フランス) — Pratique des jeux numériques hybrides chez les 15-17 ans : résultats de la recherche ENJEU-Mineurs 2025(2026年10月19日、フランス語)。6種類のゲーム、遊んだ人とお金を使った人の割合、お金を使うこととギャンブルの問題との関連、広告、親、ANJ会長の発言について。
- ARPEJ(フランス) — Pratiques des jeux numériques hybrides chez les mineurs de 15 à 17 ans en 2025 : résultats de la recherche ENJEU-Mineurs(報告書、2026年9月、PDF、フランス語)。調査の方法(15〜17歳の回答者5,000人、日程、保護者の同意、重みづけ、聞き取り)、遊んだ期間が3か月であること、若者全体と遊んだ人のそれぞれでお金を使った人の割合、広告を見た場所について。