制裁金
オーストラリアのカジノを運営するThe Starは10月29日、連邦裁判所が前日に判決を出したと証券取引所に届け出た。訴えを起こしたのはAUSTRACで、対象はStarの子会社2社、The Star Pty LimitedとThe Star Entertainment Qld Limitedである。[1]AUSTRACはオーストラリア政府の金融情報機関で、資金洗浄がないか金融取引を監視している。[2]
この裁判は、2006年マネーロンダリング・テロ資金供与対策法(Anti-Money Laundering and Counter-Terrorism Financing Act 2006)に対する過去の違反を扱ったものだ。Starは2億6000万豪ドルの制裁金を受け入れ、19か月にわたって4回に分けて支払う。[1]
会社への影響
Starはすでに2026年の財務諸表で、この裁判に備えた引当金を計上しており、制裁金はその額と「実質的に見合う」としている。Starは、裁判所が定めた分割で支払っても、事業を続けていく力(継続企業の前提)に影響が出るとは見込んでいない。[1]
制裁金の額と支払いの条件は、StarがWhiteHawk Capital Partnersと結んでいる融資枠(必要に応じて借り入れができる枠)の契約で、「見直し事由」(review event)にあたる。Starは、貸し手と協議しており、融資枠は引き続き利用できると確信しているとしている。[1]
Soo Kim会長は、現在の所有者と経営陣は、この裁判の原因となった「行為とは何の関係もなかった」と述べた。さらに、同社は「権利としてではなく、特権として」事業を営んでいると付け加えた。[1]
出典
- The Star Entertainment Group Limited(オーストラリア) — AUSTRAC civil penalty proceedings decision(ASXへの適時開示、PDF、2026年10月29日、英語)。判決と対象の会社、制裁金と分割払い、引当金、継続企業の前提についての説明、融資枠、会長の発言について。
- Wikipedia — AUSTRAC(英語)。AUSTRACがどのような機関かについて。